中小の広告代理店が生き残る為の戦略
中小の広告代理店が生き残る為の戦略は、
当たり前かもしれないけれど、
・手数料を支払って良いと思う結果を出す。
・代理店の強みを作る。
事に限ると思う。
手数料を支払って良いと思う結果を出す。
広告代理店のお客様の悩みは、ほぼ「新客を増やしたい」から。
それで、広告を使いたいけどやり方が分からないということ。
つまり広告代理店の存在意義として、その濃い情報を教えてくれる場所でなければいけない。また、出稿時に起きる多くの作業も代行してくれるリソースの役目も大きい。
・ノウハウがない。
・人手が足りない。
という会社が頼りたいというニーズがある限り、
広告代理店は今後も残っていくだろう。
ただし、気を付けて欲しいのは、
今はどこも人手不足で「ちゃんとしたノウハウがある会社・人」か、
判断しにくい所があると言うこと。
私も今の会社に入社して驚いたが、
不勉強な上にノウハウがないにも関わらず、
お客様に多額の広告費用を使わせていると言う現状が割とある。
入社してから頭がおかしくなりそうだったが、
どうしてそれがまかり通るのかと言うと、
広告は水物と言えるからだ。
売れる広告を作るのは、かなり難しい。
- マーケット(欲しい人・市場がそもそもあるか)
- メディア(欲しい人が接する広告が出る場所は最適か)
- メッセージ(訴求・売り方は合っているか)
この3つが全て揃わないと、商品は売れない。
しかも、これは時代や流行、新商品・新技術などによって日々変わっていく。
それを良いことに、
「広告は、当たらない時は当たらないですよ。」
という言い訳が成り立ってしまう。
そして2,3割の手数料をぶんどっている訳だ。
回数を重ねられるとかなりの高額になる。
私が見てきた中で、正直これはクソだと思うのはいつも、
いかに多く広告費を使わせるかと言う事に頭を使う人達だ。
・明らかに売れないと分かっている商品で出稿させる。
・もっと売れるやり方を考えたり、競合リサーチすらせず、下請けの代理店に丸投げする。
こういう奴らは、口が達者で言い訳が上手く、
一見良さそうに見えてしまうから注意が必要だと思った。
確かに広告は当たらない時は当たらない。
しかし、当たる確率を高める事はできる。
広告は勝てる所探しだ。
その商品を買うべき理由がないと売れない。
その為に、
・市場調査
・競合リサーチ
・他社類似商品に勝る部分探し
・媒体選定
・売れるクリエイティブ構想
は、最低でもしなければいけないと思う。
でなければ売れる広告なんて作れない。
どれも時間がかかる作業だ。
まぁ、やっていない人、普通に多いと思いますよ。
(少なくとも私の会社ではそう。)
私がやるなら、まず徹底的にリサーチに時間をかける。
と言うか、やっぱり他人事になりやすいんですよね。
自分がもしお客様の立場になったとして、商品を売らなければ生きていけない、くらいの状況になったとしたら、同じ広告を出すか??
と聞かれてYESと答えられないなら、提案すべきではないと思う。
綺麗事すぎる?良いでしょ、私のブログだ。
成果の出ない広告を使わせ続けるなんて、クソ広告マン認定です。
そんな代理店は1秒でも早く潰れてしまえば良い。
代理店の強みを作る。
これは結構難しい。代理店の数は多い。
だから特化した何かがないと、選ばれない。
上で説明してきたことと同じで、その代理店に頼むべき理由がないと頼まない。
一つあるのは、クリエイティブが強い代理店は強いと思う。
リサーチはやり方を学べば誰でも出来る。
しかしクリエイティブ(LP、記事LP、ライティング)は、
感性の部分が大きいと思う。
だから、強いクリエイティブを作れる代理店は強い。
人ですね、これは。